むくみ解消には、カリウムを含む食材が効果的です
デスクワークの方や立ちっぱなしの仕事をしている方など、むくみに悩んでいる女性は多くいます。むくみの原因は様々あり、摂った食材も原因のひとつです。
むくみ解消のためには、カリウムを含む食材が良いと言われています。カリウムには余分に摂りすぎたナトリウムを排出する効果が期待できるからです。
カリウムは海藻やキノコ類などに含まれているので積極的に摂り、ナトリウムの量にも注意してください。ほかにもビタミンB1,B2も摂った方が良いと言われており、バランスよく食材を組み合わせましょう。
目次
カリウムは海藻やキノコなどの食材に多く含まれています
デスクワークや立つことがメインの仕事の場合、夕方脚がむくむなどの症状で悩んでいる人は多いでしょう。しかし、脚のむくみは全ての人に起こる訳ではありません。
むくみが起こる原因は、人によって様々です。むくみを解消するためにも当てはまる原因を取り除くようにしましょう。
- ふくらはぎの筋力不足
- 血液やリンパの流れの停滞
- 食材による影響
上記のような原因で、脚はむくみやすくなります。特に、どのような食材を摂っているかによって、翌日にむくみが強くなることがあります。
つまり、摂る食材を意識することで、むくみの症状が解消しやすくなります。むくみに悩んでいるなら、むくみ解消の食材を積極的に摂るようにしてください。
むくみを解消するためには、カリウムを含む食材が最も効果的だと言われています。
焼き海苔など海藻から作られている食材は、他の食材の中でも圧倒的にカリウムが多く含まれています。もちろん海藻類を大量に摂るのは難しいこともあるでしょう。
そのため、ナトリウムを多く摂ってしまう味噌汁などに海藻類を加えて食べることで、余分なナトリウムを排出する効果が期待できます。少量ずつを毎日摂るように心がけてください。
マッシュルームやえのきなどのキノコ類も多くカリウムが含まれています。カリウムを効率的に摂るためには、干したものの方が水分が失われてカリウムが濃縮されているため、オススメです。
納豆やきな粉もカリウムは多く、更に植物性たんぱく質であるためむくみの解消効果が高いと言われています。女性は積極的に摂ってもらいたい食材のひとつです。
バナナにはカリウムが多いと聞いたことがある人も多いでしょう。確かにバナナ自体もカリウムなどの栄養が豊富です。
乾燥した場合、水分が失われているため100ℊ当たりのカリウムはおよそ3.6倍に増えると言われています。つまり、少量でカリウムをしっかり摂ることができます。
コンビニなどでも売られているため、仕事の合間など簡単に摂ることができるでしょう。
ビタミンB1やB2は老廃物を排出する効果が期待できます
カリウム以外にも、むくみに効果がある食材はビタミンB1やB2が含まれたものです。
ビタミンB1やB2はエネルギー代謝を活性化し、老廃物の蓄積を減らす効果が期待できます。糖質やたんぱく質などもエネルギーに変える効果があるので、ダイエット中にも積極的に摂りたい栄養と言るでしょう。
ビタミンB1を含む食材の代表的なものは、豚肉やうなぎなどです。B2はレバーなどに多く含まれています。
毎日摂ることは難しくても、むくみが気になるときには意識して選ぶようにしましょう。
ビタミンはB1だけを摂っても効率的に吸収することができません。ビタミンB群にはB1やB2以外にも、ナイアシン、B6、B12、パントテン酸、葉酸、ビオチンの合計8種類が含まれます。
これらのビタミンはお互いに影響しあっているため、一緒に摂ることによって吸収率が高まるでしょう。更にビタミンは一度に大量に摂っても、ほとんどが排出されてしまいます。
少量をこまめに摂るようにすることで、しっかり栄養を吸収することができるでしょう。
余分にナトリウムを摂りすぎないようにしましょう
どんなにカリウムなどのむくみ解消に効果的な食材を摂っても、それ以上にナトリウムを摂りすぎていれば意味がありません。ナトリウムの摂り方も見直すことが大切です。
そもそも、なぜナトリウムを摂りすぎるとむくみが出やすいかご存知でしょうか。体にはナトリウムの濃度を一定に保つ作用が備わっています。
そのため、ナトリウムを余分に摂ることで濃度を下げるために多くの水分が必要です。水分が体に蓄積され、むくみの症状が強くなってしまいます。
完全にナトリウムをゼロにするのは大変危険です。ナトリウムは生きる上で欠かすことができない栄養だからです。
現代人の多くがナトリウムを日ごろ摂りすぎていると言われています。そのため、自分自身が摂りすぎていないかどうかを考えてみましょう。
外食やインスタント食品などが多い方の場合、どうしてもナトリウムを摂りすぎてしまう傾向があります。できる限りナトリウムを摂りすぎないよう薄味を心がけるようにしてください。
むくみの症状が治らない場合には、病院を受診しましょう
むくみの症状は食材や生活スタイルを意識することで徐々に緩和していきます。しかし、中にはむくみ症状が解消しないケースもあるでしょう。
むくみが長引く場合には一度病院で診てもらってください。何らかの病気が隠れていることもあるので注意しましょう。

内服薬を飲み始めたときや種類を変更した直後にむくみが出た場合
1週間前ぐらいに発熱し、その後からむくみが出た場合
上記の症状以外にも数日間部分的なむくみ、尿に泡が立つ、寝るときに息苦しさがあるなどの症状も緊急で処置が必要となる可能性があります。1つでも当てはまる場合には、すぐに病院に行ってください。
そこまでの緊急性はないものの、早めに病院を受診した方が良いときの症状について紹介します。
- むくみだけでなく、関節の痛みもある
- 静脈が浮きでる
- 急激に体重が減少した
- 肝臓に何らかの疾患がある
- 疲労感がある(疲れやすい)
- 脈拍がゆっくり(または速すぎる)
- 発汗しやすくなり、暑がるようになった
- 発汗が減り、寒がるようになった
上記のような症状がある場合にも、病気が隠れている可能性があります。病気を進行させないためにも、適切な治療を行ってください。
(まとめ)むくみ解消してくれる食材とは?
摂った食材によって、むくみの症状が強くなる場合があります。むくみ解消のためには、余分なナトリウムを排出してくれるカリウムを含む食材を積極的に摂りましょう。
ほかにもビタミンB1やB2も最適な食材です。塩分の摂りすぎにも注意してください。
むくみは筋力低下や血液の流れの停滞、食材の影響などが原因で起こります。何を摂ったかによって、むくみが強くなることがあるでしょう。
むくみ解消のためには、海藻類やキノコ類などカリウムが多い食材を積極的に摂ってください。
ビタミンB1やB2はエネルギー代謝を活性化させ、老廃物の排出を促す効果が期待できます。豚肉やうなぎ、レバーなどを摂りましょう。
ビタミン同士が影響しあっているため、ほかのビタミンも一緒に摂ることが大切です。少量をこまめに摂ってください。
ナトリウムを余分に摂りすぎていれば、カリウムを意識して摂ってもむくみは解消されません。体内にはナトリウムの濃度を一定に保つ作用があります。
ナトリウムは生きている上で欠かすことができない栄養素です。ナトリウムの量を意識して食事しましょう。
長引くむくみは、病気が隠れている可能性があります。むくみが気になるときは、一度病院で診てもらいましょう。
緊急に治療が必要となるケースや病気が隠れているケースもあります。