赤ちゃんに与えるお水の温度は常温が最適です
赤ちゃんに熱いお湯を与えると火傷することがあります。反対に冷たいお水を与えてしまうと、下痢や嘔吐になる恐れがあります。
さらに冷たいものばかり与えることで、低体温の状態になる可能性もあると言われています。赤ちゃんにお水を与える際は、触っても冷たすぎず熱すぎない常温のものにしましょう。
ミルクの場合も調乳する際は熱湯で粉ミルクを溶かしますが、与える際には人肌程度まで冷ますようにしましょう。
冷たいお水は、低体温の状態にする恐れがあります
赤ちゃんの消化器官は、まだ成熟していません。そのため赤ちゃんに与えるお水などの温度によって、消化器官に刺激を与える可能性があります。
高温のお水を与えると熱傷する可能性があります。反対に冷たいお水もお腹が緩くなるなどの消化器官の症状を引き起こす恐れがあると言われています。
消化器官の症状を引き起こすと、体内の水分が失われてしまい水分が足りない状態になると考えられています。また冷たいものを過剰に与え過ぎると、低体温状態になる場合があります。
低体温状態になると、風邪に引きやすいなど免疫力の低下に繋がります。赤ちゃんのお水は、熱すぎず冷えすぎていない常温のものにしましょう。
ミルクのときにも注意が必要です。粉ミルクは高温のお湯で溶かしますが、飲む際には必ずおよそ40度になるまで冷ますようにしてください。
高温で調乳を行わないと、エンテロバクターやサカザキなどの菌を殺菌することができません。しかし高温過ぎると、ミルクに含まれるたんぱく質などの栄養を損なう恐れがあるため注意しましょう。
水道水をそのまま与えるのは避けましょう
常温のお水でも、水道水をそのまま赤ちゃんに飲ませることは避けるようにしてください。それは日本の水道水には多量の塩素が残留しているからです。
塩素は赤ちゃんにとって、有害になると言われています。塩素の過剰摂取によりアレルギーやアトピー性皮膚炎などの病気に繋がると考えられています。
塩素を完全に取り除き、安全に赤ちゃんに飲ませるためには、20分以上沸騰させることが大切と言われています。赤ちゃんの身体に害を及ぼさせないためにも、手間を惜しまないようにしてください。
ただ子育てに忙しい人にとって、その手間はかなり大変になります。手軽に白湯を与える方法として、ウォーターサーバーがあります。
ウォーターサーバーの多くは、およそ85度の高温とおよそ5度の冷水がすぐに出るようになっています。そのためお湯を沸騰させる手間もなく、手軽に水分補給を行うことが出来ます。
調乳の際にもウォーターサーバーは役に立ちます。ウォーターサーバーから出る温度であれば、ミルクの栄養を損なうことなく綺麗に溶かすことができます。
綺麗に調乳してから冷たい水を加え、およそ40度になるまで調節するようにしましょう。そうすることで時間もかからず赤ちゃんに飲ませることができます。
⇒赤ちゃんへ与えるお水の煮沸については、こちらの記事赤ちゃんが飲む水は、いつまで沸騰させればいいの?をお読みください。
ウォーターサーバーは赤ちゃんに適したお水を選ぶようにしましょう
ウォーターサーバーはいろいろなブランドがあり、多種多様な商品が販売されています。その中でも赤ちゃんには適していないお水もあります。
たとえば硬度が高いお水です。成人がダイエット目的などで飲むには全く問題ありません。
しかし消化器官が成熟していない赤ちゃんに、硬水は適していないと言われています。硬水を飲み過ぎると、お腹が緩くなるなどの症状を起こす場合があります。
そのため赤ちゃんの場合には、消化器官に負担をかけない軟水を選ぶようにしましょう。さらに超軟水を選ぶことで、消化器官の負担を軽減することができます。
超軟水とは純水とも呼ばれており、お水以外不要な物質はほとんど入っていません。そのため赤ちゃんだけでなく、どなたでも安心して飲むことが出来ます。
赤ちゃんのためにウォーターサーバーを検討する際には、必ずお水の内容もチェックするようにしてください。
(まとめ)赤ちゃんに与えるお水の最適な温度は?
冷たいお水は、下痢・嘔吐・低体温になる恐れがあります。常温のお水を与えるようにしましょう。
ミルクの場合にも高温のお湯で溶かし、与えるときには人肌に冷ますようにしましょう。
赤ちゃんの消化器官は、まだ成熟していません。冷たいものを与えると消化器官の症状を引き起こす恐れがあります。
冷たいものを与え過ぎると低体温の状態になり、免疫機能が低下する可能性があります。赤ちゃんに与えるものは常温にしましょう。
水道水は、そのまま赤ちゃんに与えないようにしてください。20分以上沸騰させ、塩素などを取り除くようにしましょう。
ウォーターサーバーがあれば、手軽に水分補給を行うことができます。調乳に時間がかからず、赤ちゃんにミルクを与えることが出来ます。
硬水は赤ちゃんには適していないため、お腹が緩くなるなどの症状を引き起こします。赤ちゃんのためには、軟水や超軟水を選ぶようにしましょう。
超軟水はお水以外の不要な物質がほとんど入っていないため、どなたでも安心して飲むことができます。