RO水は不純物を限りなく除去した「雑味のない、スッキリした味」です

RO水のウォーターサーバーが気になるけれどRO水はどんな味なのかわからないなど、RO水の味を知りたいという方もいるのではないでしょうか。お水の味は、含まれているミネラル成分によって異なるといわれています。

お水にはカルシウムやカリウム、マグネシウムなどのミネラル成分が含まれている場合が多いですが、含まれているミネラル成分によってまろやかになったり、苦味を感じたりと味に違いが生じます。水道水の場合は、消毒に使われている塩素や配管のサビなどの臭いでおいしくないと感じるかもしれません。

ミネラル成分が多く含まれている「硬水」も苦味を感じるケースがあるとされています。

「RO水」はRO膜で不純物をろ過したお水です

RO水とは、特殊なRO膜(逆浸透膜)を使ってROろ過処理を行ったお水のことです。ROフィルターは、フィルターの孔が0.0001マイクロメートルと超微細で特殊なフィルターです。

もともと海水から飲料水を作るために作られた高性能なフィルターなので、水分子以外の不純物をほとんど通しません。RO膜でろ過したRO水は、不純物やミネラル分が除去されて純水(ピュアウォーター)に近いお水です。

RO水の味

お水の味は、お水に含まれているミネラル成分の影響を受けるといわれています。RO水は徹底的に不純物を除去するので、衛生的で一定の品質を保てています。

ミネラルなどの成分がなくなったお水の味は、大きな特徴がなくあっさりした味になるでしょう。RO膜でろ過されたお水でも、原水のときの臭いや味が完全に消えるとは限りません。

RO膜のろ過は、使うRO膜の品質やろ過時の環境、工程などによってろ過率が下がることもあるため、原水にきれいなお水を使っている方がおいしいお水になりやすいといえます。

⇒RO水とペットボトルのお水の違いに関する記事はこちら

RO水には「純水」と「ミネラル添加」の2種類があります

ROフィルターでろ過処理をした後のRO水には、ろ過後の不純物が含まれていない「純水」だけでなく、ミネラルを人工的に調整した「ミネラル添加」の2種類があります。RO水は、採水地が特定されていないお水を原水にできるので、天然水よりも低価格の物が多いという特徴があります。

純水

純水(ピュアウォーター)は、ROろ過により原水から不純物を限界まで取り除いた状態のお水です。塩素や細菌、放射性物質などの有害な物からミネラル分まで、不純物がほとんど除去されているお水なので、不純物が入っていない安全なお水を飲みたい場合や、赤ちゃんやミネラルの刺激が気になる人に適しています。

ミネラル添加

ミネラル添加のRO水は、一旦ROろ過処理を行って不純物をきれいに除去した後で、人工的にミネラルを添加したお水です。ミネラル分が含まれているのでまろやかで飲みやすく、不足しているミネラル成分を摂取したいという方におすすめです。

天然水

市販されているペットボトルのミネラルウォーターは、この天然水が多いでしょう。天然水とは地下や美しい川など、特定の水源から採水して、自然のミネラル成分を残すために必要最低限のろ過、沈殿、加熱殺菌処理を行ったお水のことです。

天然水に含まれているミネラル成分は、採水地によってその配合が異なり、その違いがお水の味にも影響しています。ミネラル成分が含まれていないお水はあっさりとした味をしていますが、天然水のようなミネラル成分を人工的に添加、調整してまろやかな味に仕上げた物が「ミネラル添加」のRO水です。

⇒RO水と天然水の違いに関する記事はこちら

RO水は「お料理」や「美容」などに活用できます

お水は、硬度によって軟水と硬水の2種類にわけることができます。お水の硬度とは、お水1L当たりに含まれるカルシウムとマグネシウムの量によって決まる分類です。

硬度の基準にはさまざまな物があります。硬度が100以下では「軟水」、101~300が「中硬水」、300以上は「硬水」とされているので、ミネラル成分からお水を選びたいときの目安になります。

日本で飲まれているお水は軟水が一般的で、ヨーロッパでは硬水が一般的です。

硬水の特徴

硬水はミネラル成分が多く含まれているため味に少しくせがあり、日本料理には適していません。硬水は煮込んだときに食品のアクを出しやすくするため、洋風の煮込み料理などに合います。

硬水はやや苦味があるので飲用には苦手な方がいるかもしれませんが、スポーツ後にミネラル補給をしたいときには適しているでしょう。

軟水の特徴

RO水を含む軟水は硬度が低く基本的に味がしないため、素材の味や香りを引き出す日本料理に適しています。素材の風味を損なわないので、一般的な料理やお茶、コーヒーにもおすすめです。

また、RO水は浸透性が高いため、化粧水の前にコットンでパッティングをすると化粧水や美容液が浸透しやすくなるなど、美容にも活用できるでしょう。

ウォーターサーバーは赤ちゃんのいるご家庭におすすめ

RO水は、赤ちゃんのミルク作りにおすすめなお水です。ウォーターサーバーがあれば、赤ちゃんに安全なお水をすぐに使うことができます。

赤ちゃんのミルクや離乳食

赤ちゃんは消化機能が未発達なので、赤ちゃんが口にする物には安全性に注意する必要があります。お水のなかでもミネラル分がたくさん含まれている硬水は、赤ちゃんの胃や腸に負担がかかる可能性があります。

ミネラル分の少ない軟水なら、赤ちゃんのミルク作りに使用しても問題ありません。超軟水ともいえるRO水は不純物が徹底的に除去されているので、衛生面も安心で、赤ちゃんのミルク作りにおすすめのお水です。

家事の負担軽減

乳児は夜間にも授乳しなければなりません。RO水のウォーターサーバーがあると、ママが夜中に起きてミルクを作るときにわざわざお湯をわかす必要がありません。温水、冷水のどちらも出せるサーバーを利用して、赤ちゃんのミルク作りが簡単に行えます。

RO水のウォーターサーバーは、赤ちゃんの離乳食作りや普段の料理にも身体に優しいお水が使えるという点がメリットです。さまざまな料理に安全性の高いお水とお湯が簡単に使えます。

家族の水分補給

RO水のウォーターサーバーは、いつでも温水と冷水を出せるのでとても便利です。暑い夏にもすぐ冷水が飲めるので、冷たいお水を準備するために氷を作ったりペットボトルのお水を購入したりする必要がありません。

サーバーからすぐに必要なだけのお水を汲めるため、ご家族の大切な水分補給が簡単にできます。

⇒赤ちゃんにRO水を与えても良いのか解説した記事はこちら

(まとめ)RO水ってどんな味?

RO水は不純物を限りなく除去した「雑味のない、スッキリした味」です

RO水は、ROフィルターという特殊なフィルターを使用して、不純物を徹底して除去したお水です。RO水には不純物をほとんど含まない「純水(ピュアウォーター)」と、不純物の除去後人工的にミネラルを添加した「ミネラル添加」の2種類があります。

お水の味は含まれているミネラル成分の影響を受けるので、ミネラルを含まない「純水」はあっさりとした味に感じるかもしれません。「ミネラル添加」は人工的なミネラル調整で、自然のミネラルを含みまろやかな味がする天然水のような味が再現できます。

天然水のなかでもミネラルを多く含む硬水には苦味を感じる場合があります。お茶やコーヒーを作るとき、一般的な料理などには雑味の少ない軟水が、さらに未発達の赤ちゃんには不純物の含まれないRO水が適しているでしょう。

【この記事の執筆】

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ピュアハワイアンWebマガジン編集部

この記事は、ピュアハワイアンを提供する株式会社トーエルの編集部が監修しており、ウォーターサーバーについて役に立つ情報発信を目指しています。

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