ウォーターサーバーのボトル容量は12L、タンク容量は2L前後が一般的と言われています

ウォーターサーバーを契約する際に気になるのが、「ボトルの容量」や「タンクのサイズ」です。どのくらいの水が入るのかを把握しておくことで、交換の手間やコストを見積もりやすくなります。

一般的なウォーターサーバーでは、ボトル容量が約12リットル、タンク容量が約2リットルと言われています。本記事では、ボトルやタンクの仕組み、1か月の使用量目安、サイズ選びのポイントを分かりやすく解説します。

ウォーターサーバーのボトル容量は何リットル?

ウォーターサーバーには、豊富なサイズのボトルがあります。またボトルの種類によっての特色もあるため、どのようなボトルなのかも確認するようにしてください。

平均は12リットル、5〜18リットルまで豊富なサイズ展開

ウォーターサーバーのボトルは、5L程度のサイズから18L程度のサイズまで豊富に揃っています。平均的なサイズは12Lです。12L未満なら小さめのサイズ、12L以上であれば大きめのサイズと言えるでしょう。それぞれのサイズによって、メリット・デメリットがあります。

小さめボトルの特徴とメリット・デメリット

小さめのサイズなら重さが軽いため、女性や高齢者でもボトル交換が楽に行えるでしょう。さらに1人暮らしでも、すぐに使い切れるため衛生状態が保たれやすいメリットがあります。

しかし備蓄としては容量が足りない点がデメリットです。本数を多めに注文するとボトルの置き場所が必要になります。また容量が少ない分、ボトル交換の頻度も増えるでしょう。空になったボトルの数が多くなるので、かさばる問題も出てきます。

大きめボトルの特徴とメリット・デメリット

大きめのボトルであれば、ボトルの交換回数を減らすメリットがあります。さらに備蓄用としても十分と言えるでしょう。

デメリットは、重たいためボトル交換が大変という点です。また1人暮らしや少人数の場合、使用頻度が少なければ、なかなか使い切れないことも考えられます。実際にメインで使用する方の性別や世代、生活スタイルに合わせて考えてみるのも良いでしょう。

硬質ボトルと軟質ボトルの違いと選び方

ウォーターサーバーによって、使われているボトルの材質が変わってきます。大きく分類すると硬いタイプか軟らかいタイプです。

硬いタイプなら、お水を使ったとしてもボトルの形が変わることがありません。このタイプの特色として、ボトルを回収し再利用する点です。ゴミの量は減らせますが、空のボトルをとっておかなければいけません。

一方で軟らかいボトルは、お水を使うと徐々にボトルの形が小さく凹んでいきます。そのため資源ゴミとして出すことが可能です。そうなれば空になったボトルをとっておく必要がないため、小さめのボトルのデメリットを解決することができるでしょう。

軟らかいボトルの方が、ボトル内に菌が入り込みにくいと言われています。硬いボトルも特別なフィルターが使われており、菌が入らないように工夫が施されているウォーターサーバーがほとんどでしょう。

1ヶ月に使うボトル本数の目安と世帯別使用量

ウォーターサーバーを契約する際、1ヶ月のコストを考えることが重要です。前もってお水の使用量を計算すれば、ウォーターサーバーにかかる費用を計算することができるからです。

ウォーターサーバーのお水は1ヶ月にどれだけ使用されるのが一般的か、世帯別にお水の使用量の目安を紹介します。

1人あたり約12リットルが目安

1ヶ月の使用量は、1人あたりおよそ12Lです。たとえば3人家族であれば、12×3と計算し36L程度が使用量の目安となるでしょう。ただし使用方法によって、使用量は変わってきます。

飲料水だけで使用し、さらに外泊の頻度が多ければ12Lよりも少なくなるでしょう。反対に飲料水以外に調理などさまざまな目的で使う場合にはボトル料金も増えていきます。使用目的も考慮しながら、計算するようにしてください。

飲用のみと料理にも使う場合の違い

お水をそのまま飲む場合や、お茶、コーヒーなどを作るために使用する場合の1ヶ月の使用量目安はどれくらいになるのでしょう。実際の利用者がどれだけ使っているか、使用量の目安は以下のとおりです。

  • 1人暮らし:約20リットル(ボトル1.7本)
  • 2人暮らし:約30リットル(ボトル2.5本)
  • 3人世帯(夫婦と子ども1人):36リットル(ボトル3本)
  • 4人世帯(夫婦と子ども2人):48リットル(ボトル4本)

一般的な使用量から考えると、1日あたりの使用量は約500ml程度を目安にするといいでしょう。

家族構成別の使用量一覧(1〜4人世帯の比較表)

ウォーターサーバーのお水を、飲用だけでなく料理にも使う場合の使用量目安は以下のとおりです。

世帯人数 飲用のみ 飲用+料理 想定ボトル数(12L)
1人暮らし 約20L 約24L 約2本
2人暮らし 約30L 約36L 約3本
3人世帯 約36L 約48L 約4本
4人世帯 約48L 約60L 約5本

ウォーターサーバーを飲用だけではなく、料理にも利用する方はどんどん増えてきています。いつでもお水とお湯が気軽に使える便利さから、さまざまな活用シーンで利用できるところがウォーターサーバーの大きなメリットです。

赤ちゃんのいるご家庭では、安全で使いやすいお水としてミルク作りに使用されることも多いです。シニア世代のご家庭では、お湯を沸かす必要がない安全さなどから日常的によく利用されていると言えます。

⇒ウォーターサーバーの使用量に関する記事はこちら

ウォーターサーバーのタンク容量はどのくらい?

ウォーターサーバーは、いつでも温水と冷水を出すことができる機器です。どのようにして、温水と冷水が出されているのか構造について少し解説します。

温水・冷水タンクそれぞれ約2リットルが一般的

ウォーターサーバーの内側には、温水タンクと冷水タンクがそれぞれ入っています。基本的に温水タンクが下で、冷水タンクが上です。

ウォーターサーバーの上にお水のボトルをセッティングします。そのボトルからそれぞれのタンクにお水を流し込む仕組みです。そのためボトルを下にセッティングするようなウォーターサーバーなら、タンクの位置が逆になっている場合もあります。

タンクの仕組みと温水・冷水の分け方

ウォーターサーバーは、常温の水を温めたり冷やしたりすることで、すぐに温水・冷水を提供できます。

温水タンクでは、金属製のロッドに電流を流して水を加熱します。温度はおよそ85℃前後に保たれ、常に温水が利用できる状態です。

冷水には主に2つの方式があります。

・ペルチェ式

電流を流すことで冷却する仕組み。静音性が高い一方、冷却に時間がかかる傾向があります。

・圧縮式(コンプレッサー式)

冷媒ガスを圧縮して循環させることで効率的に冷却。家庭用冷蔵庫にも採用されている方式で、冷却性能が高い反面、本体サイズがやや大きくなります。

空だき防止とメンテナンスの注意点

ウォーターサーバーのボトルが空になったまま放置すると、タンク内に水がなくなり空だきが発生する恐れがあります。お水がない状態で電流が流れると、タンクが過熱し、故障や火災の原因となることがあります。

近年は空だき防止装置を備えた機種も増えていますが、完全に防げるわけではありません。ボトルが空になったら、必ず早めに交換しましょう。

タンク容量と1日の使用量の関係

タンク容量はおよそ2リットルが一般的で、これは成人1人が1日に必要とする水分量(約2L)に相当します。そのため「1日の使用量=タンク容量」と考えると分かりやすいでしょう。


ただし、機種や本体サイズによってタンク容量は多少異なるため、購入前に確認が必要です。

タンク内のメンテナンス

タンクは常に水に触れる部分のため、定期的な清掃が欠かせません。多くのメーカーでは専門業者によるメンテナンスを推奨していますが、セルフクリーニングを行う場合は、月に1回程度を目安に、清潔なタオルやアルコールでタンク周辺を拭き取りましょう。

また、オートクリーン機能付きの機種であれば、内部の衛生管理を自動で行ってくれるため、清掃負担を軽減できます。

⇒ウォーターサーバーのメンテナンスに関する記事はこちら

快適に使うためのポイントと便利機能

ウォーターサーバーには、便利に活用できるさまざまなシステムがあります。

チャイルドロック機能で安全性アップ

チャイルドロック機能は、小さなお子様のいる家庭に最適でしょう。誤って温水ボタンを押しても、温水が出ないようにしてくれます。その結果として火傷などの事故を防げるでしょう。ほかにもオートクリーン機能もあります。

オートクリーン・エコ機能の活用

オートクリーン機能があれば、ウォーターサーバーの衛生面をアップさせることができるでしょう。本体の内部など自分で清掃できない部位を清潔にしてくれます。それ以外にエコ機能や転倒防止チェーンなどがあります。

どの機能が必要なのか、前もって考えるようにしましょう。

ライフスタイルに合った容量と機能を選ぶコツ

ウォーターサーバーによっては、搭載される機能でサーバーレンタル費用が異なります。しっかり検討することで、ウォーターサーバーの費用を抑えることにも繋がるでしょう。

生活にあったウォーターサーバーを導入し、快適にウォーターサーバーを活用しましょう。

⇒ウォーターサーバーの選び方に関する記事はこちら

よくある質問(Q&A)

Q1.ウォーターサーバーのボトルは何リットルが使いやすいですか?

A.一般的には12Lが標準サイズですが、ボトル交換の負担を減らしたい場合は大容量、女性や高齢者が多い家庭では5〜8Lの軽量タイプがおすすめです。

Q2.1ヶ月でどのくらいの水を使いますか?

A.1人暮らしなら約20L、家族4人なら約50〜60Lが目安です。飲用だけでなく調理にも使う場合は少し多めに見積もると安心です。

Q3.停電時もウォーターサーバーの水は使えますか?

A.電気が必要なのは温水・冷水機能のみで、重力で注水できるタイプ(コック式など)は常温水を使用できます。機種によって異なるため事前に確認しましょう。

Q4.タンクの掃除はどのくらいの頻度で行えばいいですか?

A.月に1回を目安に、タンク周りをアルコールや清潔なタオルで拭き取ると良いでしょう。オートクリーン機能搭載機なら清掃負担を減らせます。

Q5.ウォーターサーバーのボトルはリサイクルできますか?

A.硬質タイプは回収・再利用され、軟質タイプは家庭ゴミとして排出可能です。各社の回収ルールを確認しましょう。

(まとめ)ウォーターサーバーのボトルとタンクの容量は何リットル?

ウォーターサーバーのボトル容量は12L、タンク容量は2L前後が一般的と言われています

ウォーターサーバーのボトル容量は平均12L、タンク容量は約2Lが一般的です。家庭の人数や使い方によって適した容量は変わるため、飲用・料理の使用頻度や設置スペースを考慮して選ぶことが大切です。

安全性や衛生面を重視するなら、チャイルドロックやオートクリーン機能付きの機種を選ぶのも良いでしょう。容量と機能のバランスを見極め、自分のライフスタイルに合ったサーバーを賢く選びましょう。

【この記事の執筆】

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ピュアハワイアンWebマガジン編集部

この記事は、ピュアハワイアンを提供する株式会社トーエルの編集部が監修しており、ウォーターサーバーについて役に立つ情報発信を目指しています。

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