ミネラルのないウォーターサーバーのお水であれば、猫にあげても大丈夫です
猫に最適なお水は、ミネラルのないお水と言われています。それは猫にとってミネラルが尿路結石の原因になるからです。
猫は尿路結石になりやすい動物なので、過剰にミネラルをとっているとリスクが高まるため注意しましょう。できる限り純粋なお水をあげるようにしてください。
また胃腸に負担がないように、常温のお水が理想でしょう。純水なお水であれば、どんな家庭環境にもよいと言われています。
小さなお子様や持病を抱えている人、高齢者がいるような家庭などであっても、ピュアウォーターは安心して与えることができるでしょう。
目次
ミネラルが含まれている場合、尿路結石などの病気の原因になることがあります
猫ブームも広がっており、猫をペットにしている家庭も増えてきています。しかし猫の特徴を知らなければ、猫を健康的に飼うことができません。
元気に猫を飼うためにも、しっかり猫がかかりやすい病気について知っておきましょう。
・下部泌尿器症候群
・糖尿病
・慢性腎不全
・甲状腺機能亢進症
上記のような病気がかかりやすいと言われています。とくに下部泌尿器症候群は、他の動物よりもかかりやすいため注意してください。
下部泌尿器症候群には、尿石症や膀胱炎、尿道閉塞などがあります。これらの原因は、主に尿の中にできた結石によるものです。
尿石症は結石が尿道や膀胱を損傷する疾患、膀胱炎とは何らかの原因で細菌が侵入し、膀胱で炎症を引き起こす疾患となります。また尿道閉塞とは、尿道が結石により塞がれた疾患です。
完全に尿道が塞がれてしまうと、尿を排出することができません。その結果、生命にも影響を及ぼす恐れがあります。
また慢性腎不全にも結石が影響しているでしょう。腎臓の正常な機能が損なわれるため、身体に悪影響を及ぼす恐れがあります。
結石ができる原因は、多くあると言われています。その中でもミネラルのとりすぎが原因になることもあるため注意が必要です。
ミネラルウォーターの中に含有されているミネラルの量は、商品によって違います。ただ硬度の高いお水であれば、ミネラルの含有量は多くなってしまうでしょう。
WHOの基準では以下のようになっています。
・軟水:0~60mg/L以下
・中程度の硬水:60以上~120mg/L以下
・硬水:120以上~180mg/L以下
・超硬水:180mg/L以上
つまり硬度の低いお水の方がミネラルの含有量が少なくなり、猫の病気の発症率を下げることに繋がるでしょう。ミネラルはお水だけでなく、普段とっているエサにも多く含まれています。
そのため身体に必要なミネラルは、エサからとるようにしましょう。お水は、水分を補給するためのものと考えてください。
純粋なお水であれば、猫が飲んでも大丈夫です
猫によっても、身体の丈夫さが異なってきます。そのため硬度の低いお水でも影響をきたす恐れもあるため注意してください。
一度尿路結石など下部泌尿器症候群にかかったことがある猫や腎臓が弱っている猫、まだ幼い猫、加齢の猫などの場合には症状に注意しましょう。一度腎機能が弱ってしまうと、再発する恐れもあります。
また腎機能が発達していない猫にとっても、わずかなミネラルでなんらかの症状に繋がってしまいます。そのためオシッコの状態を日頃から確認するようにしましょう。
どんな猫にもよいと言われているのは、ミネラルを含有していない純粋なお水です。ミネラルを含んでいなければ、結石を作る可能性を下げることができるでしょう。
純粋なお水とは、一般的にピュアウォーターと呼ばれています。ピュアウォーターは、H2O以外の成分をほとんど含有していません。
そのためどのような猫であってもストレスをかけることは少ないと言えるでしょう。
常温の水をウォーターサーバーで作ってあげましょう
猫にとっては、お水の成分以外にも注意する項目があります。それが温度です。
猫にとってもお水の温度は大切です。極端に冷たすぎると胃腸にストレスがかかる場合があります。
反対に熱すぎると火傷の心配がでてくるでしょう。そのためできる限り常温に近い温度をあげるようにしてください。
ただ猫も人間と同じようにお水にこだわりがあります。つまり猫にとって好きな温度が違ってくるでしょう。
やや冷ためのお水を好む猫や温かめを好む猫がいます。その猫の好みに応じて温度を調整することが大切です。
猫が苦手な温度をあげると、お水を飲んでくれない状況になり水分不足に陥る恐れがでてきます。猫が飲んでいるお水の量をチェックし、しっかり飲めているのか確認しましょう。
飲む量が少ない場合には、温度などを調節してください。
猫に必要となるお水の量は、大きさによっても変わってきます。
・体重400g程度の場合:110ml程度
・体重800g程度の場合:170ml程度
・体重4Kg程度の場合:380ml程度
上記のような水分量が必要と考えられています。ただこれらの水分量はお水だけでなく、キャットフードなどからも補給することが可能です。
とくにウェットフードであれば、およそ8割が水分と言われています。ドライフードであれば、水分量は1割程度です。
そのためどのようなフードをあげているかによって、とれている水分が違ってきます。食事の内容や量なども考慮しながら、水分量を調整しましょう。
猫が脱水症状を起こさないために、こまめに水分を補給させることが大切です。そのため猫の動線にお水が飲める場所を複数用意してください。
また猫にとって飲みやすい、好きな容器を探すことも効果的です。水道から直接飲むような猫もいれば、好きな容器でしか飲まない猫もいます。
猫の性格などを考えながら、どのようにお水をあげるのか検討してください。どうしてもお水を飲まない場合には、ウェットフードをあげるようにしましょう。
猫の状態によって、お水のあげ方を工夫されてください。
ピュアウォーターならどんなご家庭にもおすすめできます
純粋なお水であれば、どのようなご家庭のスタイルにも適していると言われています。
純粋なお水なら、H2O以外の物質がほとんど配合されていません。そのため腎臓の疾患などを抱えている人にも安心してとることができます。
また幼い子供や高齢者などの場合、内臓の機能がまだ発達していない、弱っているなどの状態です。そのためミネラルの量によっては、身体に不調をきたすため注意しましょう。
純粋なお水であれば、このような方々のいるご家庭でも問題なくとることができます。つまり猫などの動物だけでなく、あらゆる世代の人にとっても優しいお水と言えるでしょう。
純粋なお水をとる方法には、ペットボトルやウォーターサーバーなどがあります。ペットボトルの場合、ドラッグストアなどでたくさん販売されているため気軽に購入することが可能です。
ただペットボトルは、一度開封すると細菌が繁殖する恐れもでてきます。そのため開封後は、早めに飲みきるようにしましょう。
ウォーターサーバーなら、すぐに飲みきる必要はありません。そのため自分のタイミングで好きな量をとることができるでしょう。
また猫のために、いつでも清潔なお水をあげることも可能です。ただウォーターサーバーは、どこかの製品を契約する必要があります。
そのため家庭の状態にとって、ベストなウォーターサーバーを選ぶようにしてください。ウォーターサーバーによっては、エコ機能やクリーン機能などが搭載されているものもあります。
必要な機能かどうかを見極めましょう。
ウォーターサーバーを導入する最大のメリットは、お湯やお水をすぐに出せることではないでしょうか。お湯とお水を混ぜることで常温に調整することも可能です。
そのため猫に最適な常温もあげることができます。またお湯が出せることによって、調乳の時間を削減することも可能でしょう。
さらにお茶やコーヒーなどあらゆる場面で利用することができます。家事や育児の時短に繋がると言えるでしょう。
またウォーターサーバーは、機密性が高くなっています。日頃からお手入れをしていれば、衛生的なお水をとることが可能です。
ウォーターサーバーを導入し、お水をとる習慣を身につけましょう。目に見えるところにウォーターサーバーがあると、自然にお水をとる回数もアップします。
猫のため安全なお水を考えている方は、ウォーターサーバーも検討されて下さい。
(まとめ)ウォーターサーバーのお水は猫にあげてもよい?

猫は尿路結石になりやすい動物のため、過剰なミネラルをとるとリスクを高める恐れがあります。リスクを下げるために、常温の純粋なお水をあげるようにしてください。
純粋なお水であれば、どのような家庭にも適していると言われています。
猫は下部泌尿器や慢性腎不全になりやすいと言われています。下部泌尿器疾患とは、尿石症や膀胱炎、尿路結石などです。
ミネラルを過剰にとると、これらのリスクが高まる可能性があります。できるだけ硬度の低いお水をあげるようにしましょう。
一度、下部泌尿器症候群にかかった猫や幼い猫などは、あげるお水に注意してください。できれば純粋なお水をあげるようにしましょう。
純粋なお水ならミネラルが含まれないため、どのような猫でも安心してあげることができます。
冷たすぎるお水は胃腸にストレスをかけ、熱すぎると火傷のリスクが高くなってしまいます。できる限り常温のお水をあげるようにしましょう。
ドライフードかウェットフードで含まれる水分量が違います。食事の内容なども考えながら水分量を調整してください。
腎臓の疾患や幼い子供がいるご家庭にも純粋なお水は最適です。純粋なお水は、ペットボトルやウォーターサーバーから摂ることができます。
ウォーターサーバーならお湯や冷水を、いつでもとることが可能です。