ミネラルウォーターの成分規格は安全に飲めるための基準です
ミネラルウォーターは、安全に飲むために成分規格が設定されています。厚生労働省による規格基準があり、その基準を満たしていなければ、流通することができません。
含有物質の量の上限を定めたものPH値、味などを定めた基準などがあります。これらの基準は、殺菌などのするか否かでも基準値が変わります。
ミネラルウォーターが流通する前に、さまざまな工程を経て安全なお水にしています。しかしミネラルウォーターは開封した後に、雑菌が繁殖する可能性もあるため、早めに飲むようにしてください。
目次
含有物質の量やPH値など細かく基準が設定されています
ミネラルウォーターは、安全に飲むために成分規格が設定されています。成分規格については、カルシウムやマグネシウム含有量に関しては、とくに設定されていません。
そのためミネラルウォーターによって含有量が異なります。
亜鉛・鉄・ヒ素などの含有量については、成分規格によって上限が定められています。これらの含有量は、人体に危険を及ぼさない量を考慮し、設定しています。
他にも大腸菌などの菌類や汚染物質についても厳しい上限が設定されています。とくに汚染物質は、完全にシャットアウトの状態でしか流通できないようになっています。
私たちの健康を害さないためにPH値も規定されています。極端な酸性やアルカリ性に偏らないように品質を保っています。
水道水であれば、PH値5.8ら8.6という基準があります。
含有量の基準を満たしていても、飲料や料理などで安全に使用できないと意味がありません。そのため細部までミネラルウォーターの基準が設定されています。
これらの基準を満たしたものだけが、ミネラルウォーターとして流通しています。日本の基準は厳しいと言われており、ミネラルウォーターの安全性を高めています。
さまざまな工程を経て安全なミネラルウォーターが流通しています
ミネラルウォーターの成分規格は、殺菌などの処理をどの程度行っているかでも基準値が異なります。
原水の含有物質が基準を満たしているかどうかチェックします。ミネラルウォーターのもとにするために、原水を汲み取ります。
除菌や殺菌などの処理を行います。この処理工程によって、ナチュラルミネラルウォーターかミネラルウォーターかが決まります。
基本的に日本では、加熱殺菌までの処理であればナチュラルミネラルウォーター、それ以上の処理を行えばミネラルウォーターと分類されます。
水質チェックを行い、基準を満たしていればボトルに詰め込み、流通していきます。
これらの工程を経て、ミネラルウォーターとして消費者に運ばれます。流通する上で、ミネラルウォーターの安全性をアップするために加熱などの処理を行っています。
日本以外で作られているミネラルウォーターは処理方法などが異なります。原水において、さらに厳しい基準の国もあり、一概にどの処理方法がよいとは言えません。
安全のために開封後は早く飲むようにしましょう
ミネラルウォーターは、完全に無菌の状態ではありません。基本的には、成分規格を満たしていれば流通することができます。
そのため開封すぐは、健康に影響を与える程の菌は存在していません。しかし開封してから時間が経ってしまうことによって菌の量が増えていくと言われています。
またがぶ飲みをすることによって、唾液などもミネラルウォーターに溶け込み、菌の増殖を促す恐れがあります。そのためミネラルウォーターを安全に飲むためには、私たち消費者が取り扱い方法を意識することが大切です。
ミネラルウォーターは開封後、早めに飲むように心がけてください。また年齢や持病によっては、ミネラルウォーターが安全に飲めないことがあります。
ミネラルウォーターについて、きちんと理解し飲むようにしましょう。
(まとめ)ミネラルウォーターの成分規格とは?
ミネラルウォーターは、厚生労働省によって成分規格が設定されています。その基準を満たしてしないものは、流通することができません。
含有物質の量だけでなく、PH値や味など細かく基準が設定されています。開封後は早く飲むようにしてください。
ミネラルウォーターのカルシウムやマグネシウム含有量については、基準が設定されていません。亜鉛や鉄などの含有量は、人体に危険がない範囲で上限が設定されています。
PH値も極端なアルカリ性や酸性に傾かないように品質を保っています。
ミネラルウォーターの原水も含有物質などが基準を満たしているかチェックします。除菌や殺菌などの処理を行い、ボトルに詰め込まれます。
日本以外で作られたミネラルウォーターは、処理方法が異なります。
ミネラルウォーターは無菌の状態ではありません。開封直後は、健康に影響を与える菌は存在していません。
開封してから時間が経つことで、菌が増えてしまいます。安全に飲むために、ミネラルウォーターの取り扱い方法に注意してください。