水分補給をしながら行うダイエットは1ヶ月程度で効果を実感できるでしょう
ダイエットのためにお水を飲む人が多くいます。お水ダイエットには、飲むタイミングが重要となってきます。
食事前にお水を飲むことで、満腹中枢が刺激され食事量が抑えられると言われています。多めに飲むことはダイエットに効果的ですが、過剰に飲み過ぎるのは良くありません。
水中毒や不整脈になる場合もあるため、飲み過ぎに注意しましょう。また冷たいお水は代謝を下げると言われています。ダイエットのためにも温水を飲むように心がけましょう。
ダイエットに効果が出てくる期間は1ヶ月~程度と言われています。早ければ1週間でむくみの改善ができる方もいるでしょう。
しかし、短期的なダイエットではなく、運動と組み合わせて行うのがいいでしょう。
目次
お水を飲むと基礎代謝がアップし、老廃物を排出する働きが期待できます
お水を摂取すると体内では基礎代謝が上がる、老廃物が排出されるなど体に良い効果がもたらされます。
血液の主成分は水分なので、水分不足になると血流が滞りがちになります。水分補給することで血液中の水分量が増えるので血流がスムーズに流れます。
その結果、体の隅々の細胞にまで酸素や栄養素が行き渡り、細胞活動が活発化するのです。
血流がスムーズになると細胞活動が盛んになることで熱が生まれ、体が温まります。体温の上昇により脂肪が燃えやすくなるので痩せやすい体作りが目指せます。
血流アップにより今度は体内の老廃物が回収されやすくなり、体外へと排出されていくのでデトックス効果が期待できます。更に、リンパの流れもスムーズになり、足や顔などのむくみ緩和にもつながるのです。
胃腸へも水分が行き渡ることで腸が刺激されて蠕動運動が活発になり、お通じが促されます。また、硬くなった便が水分を含むことで滑りやすく排出されやすい状態になります。
特に朝起き掛けに水を飲むとお通じに良いと言われています。
⇒生理中のデリケートな時期のダイエットについては、こちらの記事【保存版】生理中のダイエットはお水を飲むと効果的なの?をお読みください。
ダイエットのためには、こまめにお水を飲むようにしましょう
お水は一般的にカロリーがありません。そのためお水を飲んでも太ることはないと言われています。
お水によってお腹が満たされるため、ダイエットに効果的と考えられています。しかし飲むタイミングやお水の温度などによって、ダイエットの効果は変わってきます。
お水によるダイエット効果を得るためにも、正しいタイミングで飲むようにしてください。ダイエットのためには、まず食事前に飲むようにしましょう。
食事前にお水を飲むことで、満腹中枢を刺激することができると言われています。刺激することで、過剰に食べ過ぎることを抑制することができると考えられています。
その際、ゆっくり噛むようにお水を飲みましょう。そうすることで満腹中枢への刺激が伝わりやすくなるとされています。
また空腹感を減らすためにも、少量のお水をこまめに飲むようにしましょう。
・朝起きたとき
・運動前後
・お風呂の前後
・寝る前
上記以外にも、気がついたときにお水を飲むようにしてください。
飲み方についても、冷たいものではなく、常温や白湯で飲むのがおすすめです。水道水は塩素が含まれているのでおすすめできませんが、炭酸水やミネラルウォーターでの水分補給もいいでしょう。
ウォーターサーバーなら少量の水をこまめに飲むことができます。ダイエットに効果的な温水もすぐに飲めるため、お水のダイエットを継続しやすくなるでしょう。
また、お茶やコーヒーなどの飲み物は利尿作用があるので、水ダイエット中は注意をしながら摂取しましょう。
⇒ダイエットにほうじ茶を取り入れたい場合には、こちらの記事【保存版】ダイエット中の水分は、ほうじ茶でも良いの?をお読みください。
お水の過剰摂取は水中毒になるリスクがあります
お水は基本的には体重×0.04リットル程度の水分量が推奨されています。つまり60kg程度の人であれば、2.4リットル程度とされています。
ただし活動内容によっては、発汗される量が異なります。そのため推奨されるお水の量以上に必要となる場合もあります。
しかしお水を必要以上に飲むことで水中毒や不整脈になる恐れがあります。
水の摂取量が多すぎた場合、体内の塩分濃度が低下し、ナトリウム血症になっている状態です。
最悪の場合、生命の危機にもつながります。脳の浮腫や全身の痙攣などが起こることがあります。
急にお水を過剰に摂ることで、血液の量が増えます。そのため心臓に大きな負担がかかります。
不整脈によって、脳梗塞などのリスクも高まると言われています。他にもお水の飲み過ぎによって、脱水症状になる可能性もあります。
4リットル以上など、過剰にお水を飲むことは控えましょう。また食事もバランス良く摂取しないと、体調を壊す可能性があります。
ダイエットを成功させるためにはお水をしっかり飲みながら、栄養状態も考えるようにしてください。
適度な運動と食生活の見直しがダイエット成功の近道です
ダイエットの成功を目指すなら水分補給だけでは不十分です。まずは生活習慣を見直し、運動と食生活の改善を行うことが大事です。
運動が苦手な人でも少しずつ体を動かし、筋トレなどで筋肉を鍛えて筋肉量を増やしましょう。そうすると基礎代謝が上がり脂肪燃焼しやすい体作りが目指せます。
きついトレーニングでは続かないので、まずは短時間の軽いウォーキングなどの有酸素運動からスタートし、徐々に運動量と負荷を増やしていきましょう。
食生活を見直して、まずは栄養に偏りがないかをチェックします。脂質や糖質の過剰摂取はダイエットの妨げとなります。
ご飯やパンなどの炭水化物の食べ過ぎにも注意が必要です。また、食べる量も腹8分目以下を目指してください。
食事からの摂取カロリーよりも、運動での消費カロリーを増やすのがダイエット成功のカギとなります。運動の時間以外にも掃除など家事を行う、階段を使うなどこまめに体を動かし消費カロリーを増やしましょう。
⇒運動後のクエン酸の疲労回復効果については、こちらの記事【保存版】クエン酸にはダイエット効果があるの?をお読みください。
(まとめ)お水を2リットルを飲むダイエットの効果はいつから?
水分補給をこまめに行うと、血流が促されて体が温まることにより基礎代謝が上がり、脂肪燃焼しやすい体作りが目指せます。体内の老廃物が排出されるデトックス効果や腸が刺激されることで便秘解消にもつながります。
とくに食事前の水分補給は満腹中枢が刺激され、食べ過ぎを防ぐことができるとされています。寝起きや入浴前後など水分不足になりやすいタイミングもオススメです。お水は常温や白湯を飲むようにしてください。
ただし、お水の過剰摂取は水中毒や不整脈などを招くリスクもあるので、飲む量には注意が必要です。食生活を見直し適度な運動を取り入れることも、ダイエット効果期間を早めることにつながります。
- 厚生労働省「「健康のため水を飲もう」推進運動」
- 厚生労働省「ダイエット」
- 農林水産省「バランスの良い食生活を送るコツ、 正しいダイエットのコツ」
- 芦屋おく内視鏡クリニック「水中毒にご注意」