1歳児などの赤ちゃんが発熱時に水分を飲まない場合には、ガーゼを使用してみましょう
発熱することで、大量の汗が出てしまいます。そうなると赤ちゃんや子供が脱水症状を引き起こさないか心配になるでしょう。
脱水症状は、体の水分や電解質が減ることが原因と言われています。そのため大量の汗が出るときには、水分をきちんと飲ませることが重要です。
どうしても飲まない場合には、水分をガーゼなどに含み口元に持っていってみましょう。また飲ませる水分をイオン飲料など少し甘みのあるもので試してみてください。
さらにイオン飲料は、少しお水で割ってから与えるようにするとよいでしょう。呼吸が苦しそうなどの状態の場合には、すぐに病院受診してください。
目次
発熱時は、大量の汗による脱水症状に注意しましょう
発熱すると大量の汗を出してしまいます。さらに下痢や嘔吐などがあれば、体のなかの水分が極端に少なくなってしまいます。
そのため発熱時には、脱水症状に注意する必要があります。脱水症状を招かないためにも、水分を飲ませることが大切になってきます。
ただ発熱時には、水分を飲まない場合もあります。脱水症状があると、体の手指や足部がひんやりしてきます。
喉や鼻の粘膜などが乾燥してきたら軽度の脱水症状のサインです。それらのサインが現れた場合には、水分を促すようにしてください。
ガーゼで潤わせる方法
どうしても飲みたがらない場合には、清潔なガーゼなどに水分を含ませましょう。口元を拭くようにガーゼの水分で口を潤わせてください。
または氷などを使用するのも構いません。ゴクゴク飲ませる必要はないため、時間をかけてゆっくり与えるようにしてください。
一度に多くの水分を与えても体に浸透していきません。そのためこまめに飲ませることが大切になってきます。
ただ寝ている時間帯に無理に起こす必要はありません。体力を回復させるためにも、睡眠は重要です。
起きたときに水分を飲ませるようにしましょう。
脱水症状のサイン
このような症状が出ていたら、脱水症状の危険があります。赤ちゃんの状態を細かくチェックしておきましょう。
・39℃以上の熱がある
・目が落ちくぼんでいる
・1日6回以上の多量の下痢
・機嫌が悪い
・血便がある
・ぼんやりして眠りがち
・嘔吐が続いている
・顔色が悪い
・尿量が減る、尿の色が非常に濃い
・皮膚、口、舌が乾燥している
飲まない場合には、与える水分を変えてみましょう

脱水症状のときには、水分だけでなく電解質も飲む必要があります。水分だけを飲んでも、体の状態を改善することはできません。
イオン飲料など電解質を整える作用のある水分を飲むようにしてください。ただベビー用以外のイオン飲料水は、糖分や塩分量が多い可能性があります。
赤ちゃんの体にとって多くの糖分や塩分は、消化するために余分なパワーを必要となってしまいます。多く飲むことで、臓器を傷つける恐れもあります。
安全に飲ませるためには、ベビー用のイオン飲料水を選ぶようにしてください。もしくはお水を足して、塩分や糖分の濃度を低くしましょう。
1歳前後の赤ちゃんの場合、少し甘めの水分の方が好む傾向にあります。そのため水分を飲ませるためにもイオン飲料水は適していると言えます。
それでも飲みたがらない場合には、別の飲み物を試してみましょう。ベビー用であれば、とくに問題はありません。
ベビー用以外を飲ませる場合には、胃腸の状況などを確認しながら与えるようにしてください。
何を与えたらいいの?
赤ちゃんや子供の発熱時には、こまめに水分を補給する必要があるので、無理せずに赤ちゃんが喜んで飲むものを飲ませてあげましょう。
湯冷まし、麦茶、乳児用経口補水液、果汁、野菜スープなど、月齢や年齢に合う飲み物なら何でも構いません。
赤ちゃんが飲みたがるだけ飲ませてあげることが大切なので、水分補給の回数を制限せずに授乳の合間になるべく多く飲ませてあげてください。飲む量も赤ちゃんが欲しがるだけ与えてあげます。
母乳やミルクしか飲まない場合には、水分補給のためにいつもよりも多く授乳しましょう。
⇒赤ちゃんが風邪で母乳やミルクを飲まない時については、こちらの記事【保存版】赤ちゃんが発熱でミルクを飲まない時の対処法は?をお読みください。
呼吸が苦しいなどの症状があるときは、病院など医療機関を受診しましょう
赤ちゃんの体は、まだ出来上がっていません。そのため濃度が高いものを飲むことによって、体調を崩す恐れがあります。
できる限りベビー専用の飲み物を与えるようにしてください。または軟水など体に優しいお水を与えましょう。
ウォーターサーバーであれば、1歳前後の赤ちゃんにも適したお水を簡単に飲ませることができます。簡単に飲めるため、発熱時以外に脱水症状を予防することに繋がります。
また持病がある人なども軟水であれば、安全に飲むことができます。軟水は、家族全員が飲むために最適なお水です。
呼吸が苦しいなどの症状がある場合
発熱時に呼吸が苦しいなどの症状がある時には、すぐに小児科などの病院で診てもらう必要があります。そのまま様子をみることで、肺炎など重度の症状を招く恐れがあります。
発熱時には定期的に様子を観察し、状態に変化がないのか確認するようにしてください。
万が一、けいれんを起こしたり嘔吐が続いたり、意識状態が変な場合などは救急車を呼ぶか、すぐに受診に向かうようにしてください。
⇒1歳児の発熱時以外の水分補給については、こちらの記事1歳が水分とらないとき、どうしたらいい?をお読みください。
赤ちゃんや子供の脱水症状の予防にウォーターサーバーを活用しよう
赤ちゃんや子供の水分補給はとても大切です。高熱を出したときだけでなく、夏の暑い日に充分な水分がとれていないと熱中症になる恐れもあるので、充分に注意する必要があります。
赤ちゃんに与える水はどんなものが良い?
1歳前後の赤ちゃんは体が未熟な状態で、胃腸などの消化器官もまだ未発達です。赤ちゃんの体に負担をかけないために、粉ミルクや麦茶を作るときにもどんなお水を使うべきなのか、迷う方も多いかもしれません。
水道水にはカルキなどの不純物が含まれているので、赤ちゃんに与えるときには不純物を取り除いた湯冷ましにする必要があります。
こまめに水分補給を行いたいときには、湯冷ましにする手間をかけるのが大変な場合もあるでしょう。
湯冷ましに使うことができるミネラルウォーターにはさまざまな種類がありますが、赤ちゃんには、限りなく不純物を取り除いたピュアウォーターがおすすめです。デリケートな赤ちゃんにも安心して与えられます。
自宅にウォーターサーバーを置いていると赤ちゃん用の水をすぐに準備でき、便利な温水機能で調乳も楽にできます。
(まとめ)1歳前後の発熱、水分を飲まないときの対処法は?
1歳児などの赤ちゃんが発熱時に水分を飲まない場合には、ガーゼを使用してみましょう
1歳児などの赤ちゃんや子供は、高熱を出すと大量に汗をかいて脱水症状を起こす心配があります。発熱時に水分補給をしたくても、子供がぐずってしまい飲み物を飲みたがらないときには、水や麦茶、ベビー用の経口補水液など、飲めるものを好きなだけ飲ませてください。
口元を水で濡らした清潔なガーゼで濡らしてあげることもいいでしょう。赤ちゃんや小さな子供に飲ませる水は、体に負担がかかからないよう不純物の入っていない水を選ぶことが大切です。純水のウォーターサーバーの利用も検討してみてください。
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