ヒーローイメージ

IT'S NOT ALWAYS CALM

江刺家愛の波あり人生

2019-04-23

平成の大ブーム

平成のヒット商品の一つに、ナタデココかある。寒天ともゼリーとも違う食感、杏仁豆腐よりさっぱりとして、日本人にとって味も名前も親しみ易かったのか、瞬く間に広い世代に広がった。ただ私にとってナタデココが特に印象深い理由は、日本でのヒットにより環境を壊したと知ったから。ナタデココの原料は、フィリピンで育てられているココナッツ。元々小さな工場で作られていた為、爆発的な需要に生産が追いつかず売り切れが続出、そこでフィリピンでは熱帯雨林を大伐採、金のなる木とばかりにココナッツの木を植え、工場を建て、日本への輸出へ対応したのだそう。しかし1993年、平成5年に起こった大ブームは翌年には下火となり、残されたのはフィリピンの環境破壊問題。私はこのニュースを、当時スーパーで大安売りされていたナタデココを食べながら知った。現地の写真を見ると、瑞々しい青さの葉を茂らせる林はもはや無く、殺伐とした荒れた光景が広がるばかり。私にとって、ブームとは何かを考えるきっかけをくれたのが、ナタデココだった。

2019-04-16

夕暮れ舞台

南風が気持ち良いある日の午後3時、片瀬西浜にいると、ウエットスーツを着てロングボードを抱えた男性と女性が歩いてきた。この日その時間、波はセットでモモくらい、サーファーは多め。お2人はピークを避け、殆ど人のいないポイントへとパドルをしていく。波を待つ間、何か話しているのか、男性が女性のボードに手をかけて離れないようにしながら顔を近づけているのが、シルエットでわかる。二人はそのままずっと、付かず離れず程よい距離をとりながら波を待ち、うねりが入れば一緒に乗り、また横に並びながらパドルをしていく。太陽は徐々に西へと傾き、海面には金色の光の道が出来てきた。そこを横切りながら波に乗る二つのシルエット。自分と同じ時が流れているとは思えない程、お二人の周りだけがゆったりとして見える。どんな芸術家を以ってしても作り得ない、美しい舞台でした。

2019-04-09

八丈島風土

新元号発表のフィーバーぶりを、私は八丈島にて、テレビで面白く見ておりました。春の八丈島は風の季節。10m程の風が1日吹いているけれど、空気が澄んでいるので、鼻や喉は辛くない。その八丈島の風を栄養に育ったのが、海風椎茸。コロンと音がしそうな程の肉厚で、軸が太く、見た目めも味も生命力に溢れている。他のお野菜、玉ねぎや芋類なども火を通しても瑞々しさがあり、美味しい空気の中で育つと野菜も美人さんになるみたい。またお魚では、今回初めて尾長鯛を頂き、これは名前の如く尾が長く、紅い優雅なお姿。それを釣り名人が、皮付きカルパッチョのような一品にこしらえてくれ、皮はコリコリ、脂がトロリ、身の上品な甘さと浮き出すコラーゲンに悶絶する美味しさだった。最後に、お土産で買ったクサヤ煎餅は国産米を使用し、クサヤの味も香りもしっかりとして、ここにも島の人の誠実さと誇りが感じられた。

プロフィール

プロフィール画像

AI ESASHIKA

初めまして!江刺家愛と申します。
私はラジオパーソナリティ、MC等をなりわいとしています。鎌倉育ち、海が大好きなアナログ人間です。
今までWSF、ボディボードを経験し、現在はロングボードを楽しみつつ、貝集めて、ゴミ拾って裸足でのんびりしています。
最近、小さくなっていく砂浜が心配です。増えていくゴミが、切ないです。いつまでも、澄んだ海で、美しい日本でありますように。
これから、私の日常の中でのAlohaな出来事や出会いをお届けします。
少しでも、あなたの生活に潤いが生まれれば、嬉しいです。

アーカイブ

商品のお申し込み・お問い合わせ