2020-12-29
良いお年を迎える為に…
年末年始は、「運」の文字に目がいく。新しい年の運勢、運気、運試し…。自分の事でありながら、どこか何かに頼っている感が、あるような…? 11月に亡くなられた、ノーベル物理学賞受賞の小柴昌俊さんが、一世紀に一度しか起きない超新星爆発によりニュートリノの観測を成功された事について、「運は準備が出来た者にしか、来ない」と語っていらした。人は、なかなか上手くいかない物事が予期せぬタイミングで一気に前進出来たりすると、偶然とか、たまたまとか、運の良さを先に口にしてしまう事がある。しかし、その時その場にその人が居られたのは、そうなる為の緻密な調査、人一倍の努力があったからこそ。タイミングや運をつかむのも、自分次第なのだ。
さて暮れも押し迫る今、新たな年が良き運勢となる準備を、自分は出来ているかしら? と、急いでやり残した事を片付けております。
皆様、良いお年をお迎え下さいませ。
2020-12-22
Christmas Mix
今年も新たなクリスマスソングを幾つも耳にした。恋の歌、家族との思い出、パーティーソング、トラディショナルのアレンジなど、様々。新しい曲も新鮮で良いけれど、クリスマスソングではなくて過去に大ヒットした曲を、そのアーティスト自らクリスマスバージョンにされた曲を2つご紹介。まずは、ギターリスト高中正義さんの「クリスマスメドレー」。高中さんのBrasilian Skiesから始まり、赤鼻のトナカイやジングルベルなどの定番クリスマスソングを過ぎ、お馴染みのBlue Lagoonで締められた、粋でトロピカルな一曲。また、Los del Rioの大ヒット曲「マカレナ」の、踊れる笑えるクリスマスMIX。どちらも、クリスマスの曲へと向かう流れと重なり具合、意外なアレンジ、アーティストのユーモアも感じられ、ちょっとお得なシーズンソング。
2020-12-15
切手の温もり
クリスマスカードを出そうと、切手を買いに郵便局へ行くと、サンタクロースや雪の結晶、季節の花など、この時期ならではの絵柄が色々とあり、暫し悩んでしまう。切手とは不思議なものだ。郵送代としてだけであれば、ごく一般的なもので構わない。手紙を受け取った側もよほど切手好きでない限り、気にしない方は多い。しかし、この僅か数センチの小さな枠の中から、送られた方の心遣いやセンスの良さが伝わってくる事がある。季節感は勿論、自分の好きな物や手紙の内容に沿った絵を選んで下さっていると、その方の心の温もりまで届いたかのようで、とても嬉しい。これは手紙ならでは、だ。クリスマスカードや季節のご挨拶など、お手紙のやり取りが多いこの時季、小さな切手に込められた大きな想いも、どうぞ受け取られて…。
2020-12-10
暮れの一呼吸
目覚まし時計をかけた時間から、2時間後に目覚めた。飛び起きて、何をするか何を省くか、最も短時間で必要な事をこなせるサイクルを頭の中に作りながら動く。しかし慌てている時に限って、やたらと無駄が多い。ここでふと、これって海の上と似ていると思った。逗子の海でウインドサーフィンをしていた頃、湾内に吹くオンショアの軽い風でのんびり走っていたところ、パタリと風が止んでしまった。風が変わる兆候だ。海面がざわついてきた。オフショアが強まると、ヘタレな私には辛い。早く戻らねばと、慌てた。また、七里ヶ浜でのサーフィン。ユルメのヒザモモサイズの波だったのが、急に潮の流れが変わり、一気にサイズがアップしてきた。恐怖で心臓の鼓動が早まり、カレントなど構わず必死でパドルを繰り返す。どちらも落ち着いて海を見れば良いのに、冷静さを欠くと周りや必要なものが見えなくなる。さて、何かと忙しないこの時期、深呼吸で心を落ち着けて、お怪我などされませぬよう…。
2020-12-01
Moon
この文を書いている今宵は、満月。偶然にもNiel Youngの「Harvest Moon」を聴いていた。タイトルの季節、収穫の秋には遅いけれど、これから益々、冬野菜の甘みも月の輝きも増してくるし、ニール・ヤングの歌声は、晩秋の月と合うような気がする。程よく力が抜けていて、それでいて凛としている…そんな歌声は、昼間の温もりを微かに残しつつ、冷え込んできた夜気の中に浮かぶ月と似ている。それも首を逸らして見上げるほどの高さではなく、少し目を上げるとある、近しい月。さて、今夜の月にはどんなアーティストのどんな曲を合わせましょうか? 因みに今年最後の満月は、30日。