2026-05-15
Bagus
最近、どこかで偶然の出会いはありましたか?思いもよらぬ所で再会したとか、あり得ない人とバッタリ出くわしたとか…、また人が対象でなくても、滅多に見られない物や自然現象を目にしたなど、如何でしょう?何も奇跡!と呼ぶ様な大仰な事ではなく、でも今の自分には良くも悪くもグッとくるモノやヒトとの偶然の出会い。さてここで、この写真。この日私は少し落ち込んだ気持ちで、トボトボと辻堂駅前を歩いていた。すると一台の軽トラックが横に止まり、荷台には軍手が差し込まれたコーンひとつ。この軍手が、インドネシア語で「良いね!最高だね!」の意味を表す、Bagus(バグース)の手の形に見えた。そして「気にすんなよ、上手くいくさ!」と励ましの言葉が聞こえ、途端に明るい気持ちに変わった。たまたま通りかかったところの、小さくも幸せな偶然の出会い。
2026-05-08
花を選ぶ
花屋さんでアルバイトをしていた時がある。母の日を前にお父さんと小学生くらいの兄弟が来店。弟のボクが自分のお小遣いでお母さんへお花を贈りたいとの事。でも欲しかった向日葵がなく、お父さんとお兄ちゃんは他のお店へ行こうと小声で話している。しかし小さいボクは、ある一輪の花に魅せられ、動こうとしない。その花は、八重でフリル咲き、薄紫色のトルコ桔梗。1本だけでも豪華。この子、なかなか渋い好みだなと思っていると、次にかすみ草を見て「この白い花も…」とご所望。更に華やかに。その後、暫く考えた末に指差したのは、小さな黄色いスプレー菊。これには私、一瞬手が止まった。菊は仏花のイメージ。でもこの子は多分それをまだ知らないのか、またはその花と菊が結びついておらず、ただ純粋に黄色を入れたい!黄色のこの花が可愛い!と感じて選んでくれたのだろう。その子の素直さを尊重し、私達も敢えてそこには触れず、この3種で花束にした。仕上げにリボンをかけると、明るく温かくそして優しく、それはそれは素敵な花束となった。ボクも、自分の好き!が一つになり、とても嬉しそうな笑顔を見せてくれた。花に限らず、大人は知識を踏まえた上で何かを選びがち。でもこの子のように純粋にイイ!の気持ちを優先させるのも大切かなと、花を通して気づかせてくれました。