2026-07-31
エコロジカルか食い意地か
シャキシャキとした歯応えと少し苦味を含んだ爽やかな風味の茗荷は、熱い夏の名脇役野菜だと思う。その茗荷の「茎だけ」を袋詰めにして売っているのを八百屋さんで見かけた。これまで茗荷のガクや茎は仕分けの段階で捨てられていたそうで、でも食べられるのに勿体無い!との声が上がり、お値打ち価格で扱う店が増えているとの事。ありがたい。同じように販売して欲しいものの一つが、大根の葉。袋詰めにしたらどうだろう?そして、パイナップルの芯。一口サイズに切ったパイナップルの果肉だけをパックで売っているのを見ると、芯はどこへ…?と切ない気持ちになる私。熟したパイナップルは芯も甘くそれほど硬くはない。また、焼き鮭の皮が大好物な友人がいて、焼き鮭の皮を残している人を見ると、それが知り合いなら必ず「皮、頂戴!」と言っていた。もし魚の皮だけのパックがあったら、大喜びするだろうか?ここまでくると勿体無い精神と言うよりも、ただ食い意地がはっているだけかもしれないが。
2026-07-23
祭り前
お墓参りにお寺へ行くと、参道に10㎝ほどのガムテープが点々と等間隔に貼ってある。そこに文字が書かれていたので立ち止まって見ると、「お好」「ユーギ」「すくい」「フランク」などとある。お好ってオヨシ?フランク…?人の名前か…?と不思議に思いつつ続けて見て行くと、「タコ」「イカ」「りんご」「氷」「ヤキソバ」ときて、やっと気がついた。屋台の場所を示しているのだ!ここでは、間も無く盆踊りが行われる。毎年恒例の盛大な夏祭りだから、屋台の数も多い。「お好」はお好み焼、「すくい」は金魚すくい、「ユーギ」は「遊技」、「フランク」はフランクフルトの事だ。屋台のテープは他に「ギョーザ」「酒」「水あめ」「わたあめ」「モチ」「キューリ」「水」「ジュース」などなど。蝉の合唱の中、一つ一つ読んでいるだけで、祭りの賑やかな風景や、軽快な盆踊りの音や、屋台からの香ばしい匂いが頭の中に広がってきた。
2026-07-14
幸せの下にあるもの
先日、サーフボードのワックスを剥がし、板を綺麗にした。今の陽射しならすぐにワックスが柔らかくなり剥がしやすい。専用のハケでスルスル〜と皮をむくように取り除いていると、手のひら一杯ほどのワックスの残骸が出た。この作業をするたびに、いつも心が痛む。サーフィンの最中、ほんの僅かでもワックスが剥がれ海に落ちてしまっているのではないだろうか…。自分が楽しむたびに、海が汚れ、魚の誤食を引き起こしているのではないだろうか…と。随分と前だが、夏にマニキュアを塗ったままサーフィンをしていると、親指の爪からペラッとマニキュアが少し剥がれ、その欠片が海の中へ沈んでいった。近くを小魚が泳いでいた。一瞬、ゾッとした。それからは、出来るだけマニキュアをしないようにしているのだが、ワックスは毎回塗らねばならない。自分の幸せは何かの犠牲の上にあると言えば大袈裟かもしれないが、どこかに負荷をかけてしまっている事実と感謝の気持ち、それを忘れぬよう、心にしっかり貼り付けて落ちないようにしていこう。
2026-07-06
鳩も 誘い誘われ 夏の海
梅雨の晴れ間の蒸し暑い日、七里ヶ浜の海でラブラブな鳩を見た。右側の鳩が海を見ていると、左側の鳩が飛んできて、少しづつ近づきながら声をかけていた(ようだ)。右側の鳩は最初、ツンッとそっぽを向いていたのだが、どうやら好みのタイプなのかまんざらでもないようで、飛び立とうとはしない。左側の鳩は「イイ羽だね〜」とか「クリクリの目が可愛いね〜」なんて言いつつ(多分)、口ばしでつっついたり、首をすり寄せたりとグングン接近。そのうち写真のように、私の存在など全く気にする事なく、仲睦まじく過ごしておりました。夏の海岸は、鳩をも開放的にさせるようで…。